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小児整形

概要

平成28年4月より、小児整形外科専門外来を開設しました。関連病院である滋賀県立小児保健医療センターと連携して、こども病院の無い京都府において小児整形外科医療に少しでもお役に立てるようにと考えております。  小児整形外科では、子供の手足や背骨の病気を治します。先天的な病気としては、股関節脱臼(発育性股関節形成不全)、脳性麻痺、先天性内反足、骨形成不全・軟骨無形性症などの骨系統疾患、ダウン症候群などの病気を治療します。後天的な病気としては、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、脚長不等、くる病などによる下肢変形、脊柱側弯症、半月板損傷・オスグット病などのスポーツ障害、筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース病などの治療を行います。  乳児健診でひっかかり、股関節脱臼などの疑いがある患者さんについては、エコー検査などできるだけ赤ちゃんに負担がかからない方法で精密検診を行っております。  学校検診で、側弯症、腰椎分離症、さまざまな股関節の病気が疑われる患者さんの精密検査も行っております。必要に応じて治療も行います。  金曜日午前の診察では、経験豊富な小児整形外科医がお子様の診療を担当致します。また、京大病院では、小児科など他の科のサポートがスムーズに受けられます。整形外科の中には脊椎手術、関節鏡(内視鏡)手術、手の外科、骨軟部腫瘍の治療の専門医が多数在籍していますので、連携しながら治療を行っております。  適切な時期に適切な治療を行いながら、お子様の成長を一緒に見守らせてください。

担当医紹介

塚中 真佐子
(小児整形一般) 毎月 第1・3・4・5週 金曜日午前





対象疾患
小児整形外科では、成長期特有の子供の四肢関節・脊椎の問題を治療します。先天性の疾患から、脳性麻痺や筋ジストロフィー・骨系統疾患(軟骨無形成症や骨形成不全症など)・ダウン症候群など全身的な疾患に合併する筋骨格の問題、小児期の腫瘍などの治療後の成長障害、またスポーツ障害などまで幅広く対応いたします。

【おもに新生児~乳幼児期】
股関節脱臼(発育性股関節形成不全)・先天性内反足・斜頚・O脚・歩容異常・先天性側弯症など

【おもに学童~青年期】
臼蓋形成不全・ペルテス病・大腿骨頭すべり症・脚長不等・思春期側弯症・腰椎分離症・X脚・オスグッド病・半月板損傷など

手指の先天奇形、膝や肩のスポーツ障害、腫瘍、などに関しては、京都大学整形外科の他の診療グループと共に診療を行います。また、小児科をはじめとする他科との連携を密に、正確な診断、適切な管理を行います。

健診後のご相談
乳児健診で股関節脱臼の疑いがある赤ちゃんには、超音波診断を用いて、できるだけ負担がかからない方法で精密検診を行っております。
学校検診で、側弯症の疑いなど指摘された方もお気軽に側弯外来までご相談ください。装具による保存治療から手術まで専門医が対応いたします。

他施設との連携
現在、小児整形外科は非常勤医2名の体制です。京大病院で対応が難しい疾患に関しては、小児整形外科診療を行っている京大整形外科関連病院の聖ヨゼフ医療福祉センター・滋賀県立小児保健医療センター・大阪赤十字病院大手前整肢学園と連携して診療して参ります。

地域の先生方へ
こども病院のない京都の小児整形外科診療のお役に立てればと考えております。お気軽にご相談ください。遠方からのご紹介には地域連携を密にし、患者さんの負担が少ない診療を目指したいと考えております。