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先輩医師からのメッセージ

池﨑友美先生(平成30年卒業)


平成30年卒の池﨑友美と申します。私は初期研修医の2年間、京大病院で研修し、後期研修医として最初の半年間京大病院で、その後現在は大阪赤十字病院で研修を行っています。 大学での研修内容について、手術は勿論、外来・学会発表まで多くのことを指導いただきました。各分野の専門の先生が多くいらっしゃり、ありがたい環境を存分に活かして、疑問があればどんどん質問しました。(今思えばもっと貪欲にいけばよかったなと思います。) 京大病院は本当に関連病院が多く、自分のやりたいことにみあった病院が必ず見つかります。どの病院に行っても、京整会の先生方は暖かく、充実した生活を送れるとおもいます。京整会は毎年多くの人が入局します。なかでも女性医師の割合は徐々に増えており、今後もさらに増えていけばいいなと思います。後期修練医の内容はじめ、私生活との両立なども含め、色々と経験談も聞くことができるので、少しでも興味があれば、男女問わず、ぜひ一度見学に来てみてください!

藪 壽眞先生(平成30年卒業)


平成30年卒の藪壽眞と申します。私は初期研修医1年目を赤穂市民病院で行い、2年目を京大病院で行いました。大学病院での整形外科研修は初期研修医の間の計4ヶ月と後期研修1年目の9月末までの半年間お世話になりました。 大学病院では、入院患者の診察、手術の前立ちを主に行っておりました。しかし、今年はコロナウイルスの影響もあり、手術件数が例年より制限されて、freeな時間が比較的多かったようですが、各分野の先生方のweb seminarの開設や、論文作成の機会を与えて頂いたおかげで、大変有意義な時間を過ごせたと思います。各分野のspecialistがいる環境というのも大学ならではの環境であるので、カンファレンスなどを通して基礎的な知識から専門性の高い知識まで学べたことは大変良かったと思います。大学で学んだ知識を活かして今後も頑張っていきたいと思います。

矢部泰右先生(平成30年卒業)


平成30年卒の矢部泰右と申します。初期研修2年間と後期研修1年目の半年間を倉敷中央病院で研修し、後期研修1年目の10月から半年間大学病院で研修させていただきました。 大学病院では専門性の高い症例が多く、難しいと感じることもありましたが、先生方に基礎からご指導していただく中で、ひとつひとつの知識を確実に習得できました。整形外科医としてのはじめの時期に基礎を築くことができ、貴重な期間であったと考えています。整形外科の分野は多岐に渡り、大学病院では半年間で幅広い分野の症例を経験できました。また臨床研究に携わることができ、学会発表や論文執筆の機会があり、さらに専門的に学ぶことができました。関連の市中病院では外傷や救急をはじめ、多くの症例を経験できると思います。大学で学んだことを生かして、今後も研鑽を積んでいきます。

坂井沙也子先生(平成28年卒業)


私は京大を卒業後、大津日赤で2年間の初期研修、続けて整形外科での2年半を過ごした後に大学で半年間研修させていただくことになりました。 学生の時や初期研修医になった頃にはまさか整形外科医になるとは思ってもいませんでしたが、研修を重ねるうちに整形外科の楽しさに魅了され、初期研修医2年目の晩夏に京整会への入局を決めました。 市中では忙しいながらもとても楽しく、優しい上司にも恵まれたくさんの経験をさせていただきました。大学では各分野のプロフェッショナルが揃われており、技術的・学術的な双方の面でレベルの高いご指導の下、確実に成長できる環境です。また、医師・研究者として優れているのみならず人間的にも素敵な先生方ばかりで、素晴らしい環境で研修できることに感謝しています。 女性の整形外科医は珍しいとよく言われますが、「女医さんでよかった」と言ってもらえることも多く、需要はあります!どうしてもパワーが必要な場面もありますが、周りの優しく紳士的な先生方が力を貸してくださいます(笑)ですから、興味があるけどやっていけるか不安だという方も、心配無用です。 整形外科では生命に直結する場面は他科より少ないですが、治療によりその人の生活、延いては人生を大きく変えることができます。まだまだ未熟ですが、救われる人が増えるよう精励していく所存です。これから整形外科への道を考えている先生方、一緒に働けるのを楽しみにしています!京整会の先生方、今後ともよろしくお願いいたします。

藤田 暁 (平成27年卒業)


平成27年卒の藤田暁と申します。2年間の初期研修を京大病院で行いました。初期研修2年目で半年間整形外科を選択し、そのまま修練医1年目として半年間、計1年間大学で勉強させて頂きました。 大学病院では日々の診察・手術についてだけでなく、学会発表、論文作成までご指導いただき非常に有意義に勉強することができました。整形外科の分野は多岐にわたっていますが、各分野の専門の先生方に直接ご指導いただき、考え方を学ばせていただくことで整形外科医としての基礎を作ることができました。新専門医制度が始まりましたが、京都大学は関連病院が充実しており偏りなく様々な症例を学ぶことができると思います。今後も大学病院で学んだことを活かして頑張っていきいと思います。

室谷好紀 (平成27年卒業)


平成27年卒の室谷です。初期研修1年目を公立豊岡病院で行い、2年目を京大病院で行いました。整形外科研修は、初期研修2年目の10月から後期研修1年目の9月末までの合計1年間、じっくりと大学の整形外科を研修させていただきました。 学生時代には他の外科とも迷いましたが、スポーツに打ち込んできた経緯があり、今後もスポーツに関わりたいという思いから整形外科を選びました。学生時代にポリクリで1週間回っただけで、初期研修1年目でも整形外科研修を行わなかったので、当初は少し不安でしたが、大学の先生方はお忙しい中、基礎から教えてくださり、整形外科の魅力を実感し、非常に充実した研修生活を送ることができました。カンファレンスでの発表準備などで、基礎的な知識が身についてきた実感がありますが、それと同時にまだ知らないこともたくさんあることを思い知らされました。また、学会発表や論文作成の機会も豊富で、多くの機会に恵まれ、その都度、様々な先生方に教えていただき、とても貴重な時間を過ごすことができました。大学で培った基礎を活かして、今後も研鑚を積んでいきます。

河本 聡 (平成27年卒業)


平成27年卒の河本聡と申します。市中病院で2年間初期研修を行った後、修練医1年目として半年間大学病院で研修させていただきました。 大学は腫瘍や小児の側弯症など専門性の高い疾患が集まり、半年と短い研修期間でも貴重な症例を複数経験することができました。またカンファレンスや勉強会など教育が充実しているのも大学ならではかと思います。京大の関連病院には救急に強く外傷の症例が豊富な施設が多数あるため、大学病院と市中病院の両方で研修することでバランス良く勉強できると思います。大学で学んだことを活かして今後も頑張ります。

舩本知里 (平成26年卒業)


平成26年度卒の舩本知里です。私自身は縁も所縁もない大学出身ですが、学生時代に色んな病院を見学させていただき、一番温かく迎えていただいた現医局への入局を決めました。 臨床においても研究においても様々な分野においてspecialityが高く、興味を持った分野に関して深く追求して勉強できる環境が整っていると思います。 整形外科は他科に比べると女性医師が少ない科であり、手術は力仕事であることは事実ですが、案外何とかなります。患者さんはどちらかというと女性が多く、むしろ重宝されているのではないかと思っている今日この頃です。京整会はまだまだ女性医師が少ないので、ポリクリやローテートで整形外科も楽しいなと少しでも感じた方は(もちろん男女は問いません)、是非病院見学へ来て下さい。一緒に働ける日を楽しみにしています。

前田峻宏先生(平成26年卒業)


私は初期研修から3年半を京都市立病院で過ごした後、大学病院に戻って半年間の研修を行いました。その後2年間京都医療センターで勤務し、2020年より大学院に入学しました。 各病院で様々なことを教えていただきましたが、特に京都医療センターでは元々興味のあったスポーツ医学を学ばせていただき、大会救護等のフィールドワークにも参加させていただきました。 大学院では膝グループで主に軟骨の力学的特性に関する研究を行っています。この研究は先代から引き継いだ類のものではないので研究のセットアップなどにやや苦心しましたが、教官の先生方にご指導いただき開始から1年弱で軌道に乗りつつあるところです。この文章を書いている時はちょうどコロナ禍の真っ只中で、いくらか困難はあるものの、研究自体はぼちぼちと進めることができています。 京整会は臨床・研究ともに多様な選択肢があるので、自分に合った方向性を見つけやすいと思います。みなさんと共に働ける日を楽しみにしています。

吉田繁央先生(平成24年卒業)


平成24年卒の吉田繁央と申します。 北野病院での初期研修修了後、京大関連病院で4年間、整形外科研修を行いました。京大病院での半年間で、膝関節外科に魅了され、より深く勉強したいと思い、大学院へ進学しました。 大学院では、膝・OAグループに配属いただき、変形性膝関節症について研究しています。大学院での研究と聞くとハードルが上がりそうですが、意外になんとかなります。私も入学当初は、実験手法や、基礎のことは全くわかりませんでした。しかし、指導医の先生方や先輩達から親身に指導いただき、試行錯誤しながら研究を進めています。研究は、ラットの膝手術やμCTやMRI、遺伝子解析発現などの基礎研究や臨床研究にも携わっており、変形性膝関節症の奥深さを学んでいるところです。京大整形では、大学院4年間は、病棟などのdutyはなく研究に専念でき、研究手法や考え方、統計解析、論文執筆の仕方など腰を据えて勉強できます。 自分の整形外科医人生において、大学院で学ぶことは知見や視野を広げ、多くの先生方と知り合うことができ、大きな財産になると確信しています。整形外科のどの分野でもじっくり・しっかりと勉強したい方には、ぜひ大学院をおすすめします!

渡邊睦 (平成23年卒業)


私は、初期研修1年目を公立豊岡病院で行い、初期研修2年目を京大病院で行いました。2年目の研修では11ヶ月整形外科で研修させていただきました。 振り返ってみると、11ヶ月整形外科を選択したことは非常に充実した研修生活を送ることができたと思います。初めて整形外科を研修するのが大学病院であったことは不安にも感じましたが、先生方が診察の方法や手術適応、手術の細かいテクニックまで色々とご指導してくださいました。また、時間のあるときには論文を読んだり、また先生方に話を聞くことで、教科書では勉強できないことも学ぶことができました。確かに、外傷は少なかったですが、難しい症例をいろいろと目の当たりにいて、現在可能な治療の限界を知ることができ、また今後の課題もいろいろと考えるきっかけにもなりました。大学での研修で、基礎的な知識、学問的な思考をトレーニングすることができ、これからさらに研修する上での大きな基盤ができたようにも思いました。

光澤定己先生 (平成22年卒業)


京大病院で卒後3年目の研修を1年間させていただきました。 初期研修2年間を終えて、ほとんど何も整形外科の知識がない状態で京大病院に戻ってきて最初は不安でしたが、上級医の先生が診察法、周術期管理、手技・手術の基本などを一から教えてくださり、大変勉強になりました。 中でも一番勉強になったのはカンファレンスでの発表だと思います。術前術後のカンファレンスの準備をすることで自分の知識が整理され、カンファレンスで指摘されることで自分のわかっていない部分が明らかになってまた一段と理解が深まったような気がします。また大学の先生方は学会発表に非常に熱心であり、今までそういうものに無縁だった自分は今後努力が必要だとあらためて痛感しました。 大学で学んだ事を糧に、今後も頑張りたいと思います。1年間お世話になり、本当にありがとうございました。

石江慎一郎先生(平成22年卒業)


「元気に動き回れたら健康でいられる。その手助けをできたら」と思い整形外科医を目指しました。初期研修では市中病院で救急を中心に色々と見て、3年目は大学病院で今後の人生設計を描こう…とほとんど迷わずに戻ってきました。 手術、病棟、カンファレンス、小児整形、学会発表、論文執筆(まだ夢半ば)などなど、大学病院は想像以上に盛り沢山でした。上の先生と院のことなども含めて色々と話ができ、臨床研修後の道も少しイメージできるようになりました。 振り返ってみると、せっかく素晴らしい先生がたくさんいたので、もっと貪欲に学びにいったら良かったなと思います。「人生設計を描く」のではなく、「人生を掴む」くらいの心構えが良かったかも。 1年間、ありがとうございました!